巌の会 設立宣言

「武士道の精神」は江戸時代までのものとするのは明らかに誤解です。近代日本は武士道によって築かれたのです。しかし第2次大戦後、バックボーンとなる思想を失った日本は、美徳も大義も廃れ、目に見える物質主義に没し、拝金主義者によって牛耳られた道義的価値観の希薄な国家となってしまいました。

国難襲来、そして混迷を極める国際情勢における今、日本の長い歴史に培われた「和魂」つまり「武士道精神」を取り戻し、国際社会における日本の立ち位置を今一度正さなくてはなりません。そして真の独立国家となるための礎(いしずえ)構築をする事が急務です。我々は脆弱な富裕国家に落ちぶれた現代日本の性根を叩き直さねばならない時期に来ているのです。でなければ、20年後、30年後の日本はありません。巌の会はここにおいて、救国の会となし、活動に邁進していく事を宣言いたします。

令和3年9月6日


設立趣意書

「巌の会」の「巌(いわお)」は「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌(いはほ)となりて苔のむすまで」と日本国歌「君が代」にも詠われている言葉になります。「巌(いわほ)」それは高くそびえる大きな岩、つまり永遠に滅びることのない「日本精神」「大和魂」の具象であり、魂の永遠を表現した言葉であると我々は解釈しました。

生死を超越し、泰然自若とした肚(はら)の座った人間を創る。これは日本人によって培われた生と死における理念と覚悟に基づいたものであるべきであり、当会の究極の課題であります。国を守ることを忘れ、確固とした理念や信条もなしに生き、政治、社会活動を単なる私腹を肥やすための道具としか考えていない輩が蔓延る現代社会に対して、我々は明確な活動を起こさなければなりません。当会は有志を募って結集し「実践を持って存在し得る」を活動の根本に据えて国家存亡の危機に対峙し、日本精神復活への突破口を穿つ事をもって日本民族の精神的独立心を喚起する事を目的とします。我々の趣旨に賛同する者はその志を持って活動に参加することを願ってやみません。

 令和3年9月6日